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生活、進学・入園前相談会の報告

 春の新年度から学校、幼稚園、保育園で子供たちが元気よく過ごせるように、2月11日(土祝)に「生活、進学・入園前相談会」を開催しました。3家族12名が集まり、日頃の疑問や困りごとなど経験豊富なつぼみ役員とお話をしました。
 昨年の12月に発症したばかりの小学1年生の女子はまだ経験値が少ないのにも関わらずHbA1cが6%台を維持しており、家族皆で一生懸命1型に向き合っている姿が印象的でした。特にお父さんは娘の病気に対し真正面から向き合っている感じで、逆に「もう少しゆるくていいんじゃないかな」と思うくらいでした。下校時にたまに低血糖になることもあるということなので、血糖コントロールも「あまり完璧を求めない方が良いのでは・・・」という役員からの声もありました。
 小学5年生で発症し現在中学3年生の女子は、これまで特に大きな問題はなかったということでしたが、現在学校では保健室でインスリン注射をしているそうですが、自分ではインスリンを携帯していないそうです。常に追加打ちを準備しながらのコントロールではないようですが、現在は受験の真っ最中なので受験時の血糖コントロールが心配という声に対し役員からは「配慮申請」をしたらどうか?という意見がありました。
※配慮申請:受験時に病気や障害等のために受験上の配慮や就学上の配慮を希望する場合にする申請
 高校1年生の男子は小学3年生発症で小6の時から教室でインスリン注射をしており、学校での血糖コントロールも順調のようです。年齢も経験も一番の先輩患児なので、後輩患児たちにいろいろな経験談やノウハウを伝えていただきました。
 今回は小学生女子、中学生女子、高校生男子と年代、性別もばらばらだったので様々なお話を頂けました。やはり困りごとは年代ごとにバラバラで、しかも教科書通りやってもうまくいかなかったり、どれが正解かはハッキリ言えませんが、役員はそれなりの経験値を持っていますので、失敗した経験や成功した経験などをアドバイスさせていただきました。当然、まずは主治医の先生の指示をしっかり守って、それから我々のお話を心の支えみたいに感じてくれたらいいなぁと思います。
 

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