Home 過去の行事 行事一覧 2022年度行事 堀尾先生のカーボカウント勉強会

堀尾拓之先生のカーボカウント勉強会の報告

 10月8日(土)イーブルなごやにて久しぶりに対面でのカーボカウント勉強会を開催しました。講師はつぼみの会の特別会員でもあり、つぼみ通信でも「身近な食品を考える」を毎号寄稿していただいている堀尾先生です。わかりやすい資料を基に、過去からの経緯や身近な対応等のお話もいただきました。
 先生は「カーボカウントはあまりきっちりやらなくて良い」と言われました。また、主食、主菜、副菜、汁物のバランスと基礎インスリンがあっていることが重要とも言われました。
 カーボ量を見積もるコツとしては主食のカーボ量はキッチリ測り、それ以外の主菜は大体1カーボ、副菜は大体0.5カーボのような大雑把な計算で良いようです。(糖質10g=1カーボ)
 大事な主食のカーボ量はご飯の場合はご飯の量は正確に測ることを言われました。概ね米の重量の40%が糖質量ですが、ご飯も料理によって様々な状態になっていますよね。そこで

・基本はご飯27gで1カーボ。2022FY-studyMeeting2-panoramicView
・コンビニおにぎりはご飯100g、具入りで4カーボ。
・寿司1貫はしゃり20gで1カーボ。
 ただし回転ずしはしゃりの量が少なく16g〜18g。

 このように同じご飯でもカーボ量に微妙な違いがありますが、これは同じく主食であるパンにも同様な事が言えましてパンの種類によって糖質量が変わります。
 
・パン     重量の50%が糖質        
・メロンパン  重量の60%が糖質        
・デニッシュ系 重量の40%が糖質                    
                    
 同じパンでもこんなに違うのですね。私も以前子どもからお寿司のカーボ量を聞かれたとき、酢飯はちょっと甘いし、しゃりの量もまあまあ違うので答えに困った経験がありましたが、これで納得出来ました。カーボカウントは主食はキッチリ計算するが、それ以外は大雑把にやっても良いので、面倒がらずに継続させることが大切なことではないでしょうか?

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